軍艦島上陸ツアー5社、オススメポイントを徹底比較!

旅行

こんにちは、サラリーマンようすけです!

  • ドラマで話題になった軍艦島ってどんなところ?
  • 軍艦島に行きたいんだけど、いつ行けばいい?
  • 軍艦島に行きたいんだけど、上陸ツアーはどこの会社を使うべき?

そんなお悩みをお持ちの方に、軍艦島&上陸ツアーについてご紹介します。
本記事をお読みいただき、長崎旅行の参考にしてみてください!

軍艦島とは?

軍艦島(ぐんかんじま)は、長崎県長崎港の沖合約18kmに浮かぶ無人島
正式名称は”端島(はしま)”といいます。ドラマでも”端島”って呼ばれてましたよね!
その軍艦島の特徴はこんな感じ。
現在、軍艦島への上陸は長崎市が許可した上陸ツアーに参加することで可能となっています。

”軍艦島”の由来

島全体がコンクリートの高い護岸で囲まれ、高層鉄筋コンクリートのアパートなどが密集して立ち並ぶその独特の景観が、旧日本海軍の戦艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。

軍艦島の全景

”軍艦島”の歴史

江戸時代に良質な石炭が発見され、明治時代以降、三菱による本格的な採掘が始まりました。
その後、採炭の進展と人口増加に伴い、埋め立てが繰り返され、人工島として拡張されます。
その後、主要エネルギーが石炭から石油へと移行する「エネルギー革命」の影響を受け、石炭産業が衰退し、1974年(昭和49年)に閉山しました。
閉山とともに島民は島を離れ、無人島(廃墟)となり、現在は、当時の建物群が廃墟として残り、日本の近代化の歴史を伝える産業遺産として注目を集め、2015年7月に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとして、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

”軍艦島”の様子

最盛期の1960年頃には約5,300人が暮らし、当時の東京の約17.5倍とも言われる世界一の人口密度を誇っていたようです。
島内には、アパート(日本初の高層RC造アパートもあり)、小中学校(日本一高層)、病院、店舗、映画館、パチンコホールなどの生活に必要な施設がすべて揃っており、非常に都会的な生活が送られていたそうです。

”軍艦島”上陸ツアーで注意すべきポイントは?

”軍艦島”上陸ツアーで注意しなければいけないポイントは、

  • ”いつ”行くか?
  • ”どこ”のツアー会社で行くか?

の2点ではないでしょうか?
天候によっては上陸できないケースもあるので、なるべく成功確率を高めたいですよね!

”いつ”行くか?

”軍艦島”上陸ツアーに最も適した季節は、春(4月〜6月)と秋(10月〜11月)
なぜなら、この時期は、天候が安定しやすく、上陸できる確率が高くなるからです。
そして、狙いたいのは午前中。一般的に、午前中のツアーの方が波が穏やかで上陸率が高い傾向にあります。特に島への上陸を重視する方は、午前便を選ぶのがポイントになります。

春(4~6月頃)

最適なシーズンです!
天候が安定し、海が穏やかな日が多く、上陸成功率が高くなる傾向にあります。

春(4~6月頃)の特徴
  • メリット:気温が快適で観光しやすい。海が穏やかで船酔いの心配が少ない。
  • デメリット:ゴールデンウィークなどの連休は非常に混雑する。

夏(7~9月頃)

上陸しやすい日もありますが、台風や梅雨の影響を受けやすく、海上の波もうねりが出やすくなります。

夏(7~9月頃)の特徴
  • メリット:海風が心地よい。夏らしい青空と海の色がきれい。
  • デメリット:台風シーズンで、欠航・上陸中止のリスクが最も高くなる。非常に暑いため、熱中症対策が必要。

秋(10~11月頃)

最適シーズンです!
特に10~11月は晴天率が高く、上陸成功率が非常に高い傾向にあります。

秋(10~11月頃)の特徴
  • メリット:気温が快適で、日差しも穏やかで観光しやすい。写真撮影にも適した光が多い。
  • デメリット:週末や祝日は混雑。特に長崎くんち(10月)の時期は大混雑する。

冬(12~3月頃)

1年の中では比較的上陸が難しい時期です。
北または北西からの季節風が強く吹き、海が荒れやすくなります。

冬(12~3月頃)の特徴
  • メリット:比較的観光客が少なく、空いていることが多い。空気が澄んでいる。
  • デメリット:季節風により欠航・上陸中止のリスクが高い。海上は非常に寒く、船も揺れやすく船酔いしやすい。

”どこ”のツアー会社で行くか?

”軍艦島”上陸ツアーは、主に長崎港から出航しており、複数の会社が催行しています。
各社ごとに特徴があり、この会社の一択というよりは、目的にあわせたツアー会社を選ぶのが良さそうです。
また、ツアー会社によって乗船場所が異なる場合があるので注意しましょう。

やまさ海運株式会社

長年の実績を持つ老舗オペレーターで、大型の高速遊覧船を使用し、輸送能力と安全性に定評があるそうです。

やまさ海運の特徴
  • コース:上陸後、軍艦島を周遊(360度見学)してくれる。島周遊により、どの席からでも軍艦島の全景を見られるよう配慮されている。
  • 料金目安(大人):4,200円 + 施設使用料310円
  • HP https://www.gunkan-jima.net/

軍艦島コンシェルジュ

軍艦島デジタルミュージアムと提携しており、ツアー前にミュージアムを見学することで、島の歴史や詳細な情報を深く学べます

軍艦島コンシェルジュの特徴
  • コース:スタイリッシュな観光船「ジュピター」を使用。プレミアム席など席種の選択肢があり、快適なクルージング体験に注力。島周遊あり。
  • 料金目安(大人):4,200円(土日祝) + 施設使用料310円
  • HPhttps://www.gunkanjima-concierge.com/

シーマン商会

NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」の専属ガイド(理事長など)が案内を担当してくれ、元島民の視点からの貴重な話を聞くことができます。

シーマン商会の特徴
  • コース:高島に寄港し、石炭資料館を見学するコースがある(上陸できない場合の代案ではなく、コースに含まれる場合あり)。上陸証明書の発行あり。
  • 料金目安(大人):要確認(ツアー内容による)
  • HPhttps://www.gunkanjima-tour.jp/

高島海上交通

比較的安価な料金設定です。長崎港に加えて伊王島からの乗り降りも可能(コースによる)です。

高島海上交通の特徴
  • コース:高島の石炭資料館に立ち寄り見学できるコースが大きな特徴。軍艦島周遊は行わないコースもあるため、予約時に確認が必要。
  • 料金目安(大人):3,400円 + 施設使用料310円
  • HPhttps://www.gunkanjima-cruise.jp/

第七ゑびす丸

長崎港からではなく、長崎半島の野母崎(のざき)港発着になります。他社よりも軍艦島に近く、最短5分で到着できるため、船酔いが不安な方や時間を短縮したい方に適しています。

第七ゑびす丸の特徴
  • コース:少人数制のクルーズのため、ガイドへの質問がしやすい。ガイドには元軍艦島の方がいる(要確認)。
  • 料金目安(大人):要確認(コース内容による)
  • HPhttp://www.7ebisumaru.com/

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ドラマでも話題になった”軍艦島”。長崎旅行の際には絶対に訪れたいですよね!
ただ、状況によって必ずしも行けないのも”軍艦島”・・・。
なるべく高い確率で行けるように、ポイントをまとめました。

おさらい
  • 最適な季節は”春(4~6月頃)”と”秋(10~11月頃)”!
  • なるべく海上の波が穏やかな午前中を狙おう!
  • みなさんの旅行の目的にあわせたツアー会社を選ぼう!
目的別オススメのツアー会社
  • 定番・総合力重視なら”やまさ海運”:長年の実績とトップクラスの乗船者数で安定感あり。大型高速遊覧船で船酔いが心配な方も比較的安心。上陸後は軍艦島の周りを一周してくれるため、様々な角度から全景をしっかり見られる。
  • 学び・予習重視なら”軍艦島コンシェルジュ”:軍艦島デジタルミュージアムへの入場とセットが多く、上陸前に島の歴史や当時の暮らしを予習できる。スタイリッシュで快適な船でサービスも充実。
  • 元島民の話重視なら”シーマン商会”:NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」の専属ガイド(元島民を含む)が案内。島で暮らした人々の生の声やエピソードが聞ける。ツアーによっては高島にも寄港し、炭鉱の歴史をさらに深く学べる。
  • 船酔い対策・時間短縮なら”第七ゑびす丸”:軍艦島に最も近い野母崎(のざき)港発着のため、片道の乗船時間が最短5分と極端に短い。少人数制で大型船が苦手な方にもおすすめ。
  • 費用重視なら”高島海上交通”:比較的リーズナブルな料金設定のコースがある。伊王島からの乗降も可能で周辺観光との組み合わせにも便利。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました